家族が安心して暮らしていくために、間取りや行動動線を考えて設計するお仕事。そんな「目に見えるところ」だけを行うのが設計士の仕事ではありません。
建てたあとでは簡単に変えられない構造設計であったり、住宅の内部環境をよくするための設計、地震の多い日本だからこそ、耐震性や耐久性にもじっくり向き合って考え、作り上げる。
それが、本来あるべき設計士の姿だと私たちは考えております。
夏涼しく冬暖かい家とは、季節により寒暖差のある日本で暮らしていく上で必要な条件の一つです。たとえデザイン性の高い住まいが叶ったとしても、照りつく太陽の熱が室内環境に影響してしまったり、
24時間エアコンをかけていないと寒い住まいではコストもかかってしまいます。
設計士は家づくりをする上で、建ててからでは見えなくなってしまう壁や天井・床にいたるまで、住まわれる家族の暮らしをイメージしながらご提案いたします。
断熱性能にこだわり、使用する素材一つひとつまで考えられた住まいは、何年経っても居心地の良い空間を作り上げてくれます。
素材や構造設計などで住宅性能を高めるだけでなく、設計士は光と風の通り道まで考えて、住まわれる方の心地よさを追求します。たとえば、天窓から優しい太陽の光が差し込むように配慮したり、窓の位置を対照的に設けることで風が通り抜ける間取りを考えます。
もちろん、最新設備を取り入れることで性能を高めることも出来ますが、そうするには費用がかかるケースもあります。その点、太陽は何年経っても規則正しく昇り、光を照らし、暖かさと温もりを与えてくれます。
設計段階から自然の恵みをふんだんに取り入れた住まいなら、何年経っても変わらぬ心地よさが実現する。だからこそ、設計士は太陽の位置や周辺環境をじっくり考えた上でご提案をさせていただきます。
建てたら見えなくなってしまう構造にも、設計士は職人と話し合いながらこだわっていきます。柱と壁にかかる圧力を考え、万が一大きな地震があっても安全な場所を作るためには、職人の知識と技術も必要です。
見た目の美しさを追求しつつ、住宅として安心できるものを完成させるために、設計士は何度も住宅性能の計算を行い、たくさんの時間を職人と共有します。そうすることで実現した住まいは、何年経っても家族を守り続けてくれます。
耐震性と耐久性を当たり前として捉えることで、いつまでも安心できる暮らしが実現します。
